なりすまし判定 API サービス
SLA(サービスレベルアグリーメント)

本 SLA は、なりすまし判定 API サービス利用規約の一部を構成し、本サービスの稼働率の目標及びサービスクレジット(補償)に関する条件を定めるものです。

1. 適用範囲

本サービスレベルアグリーメント(以下「本 SLA」といいます。)は、株式会社スワローインキュベート(以下「当社」といいます。)が提供する「なりすまし判定 API サービス」(以下「本サービス」といいます。)の稼働率保証及びサービスクレジット(補償)に関する条件を定めるものです。本 SLA は、本サービス利用規約(以下「利用規約」といいます。)の一部を構成します。

2. 定義

本 SLA において使用する用語の意義は、利用規約で定義するもののほか、本条に定めるとおりとします。

  1. 「対象エンドポイント」 本 SLA の対象となる本サービスのエンドポイント。具体的には次のとおりとします。
エンドポイント 目的
POST https://liveness.api.pas-ta.io/v1/check/liveness なりすまし判定
GET https://liveness.api.pas-ta.io/v1/usage 当月使用量取得

/v1/health 等のヘルスチェックエンドポイント、/aws-mkt/* の Marketplace オンボーディングエンドポイント、/console/* の顧客ダッシュボード、及び管理画面は本 SLA の対象外とします。

  1. 「ダウンタイム」 対象エンドポイントについて、当社の死活監視(CloudWatch Synthetics)により次のいずれかの状態(以下「エラー状態」といいます。)が最初に検知された時点から、連続して 5 分間以上エラー状態が継続した場合における、当該エラー状態の検知開始時点から復旧(正常応答を検知した時点)までの通算時間(分単位)をいいます。

なお、(ア) 継続時間が 5 分未満の瞬断は、原則としてダウンタイムに算入しません。ただし、継続時間が 5 分未満の瞬断であっても、同一の日(UTC)において同一の対象エンドポイントで当該瞬断が合計 3 回以上発生し、かつ各瞬断の間隔がいずれも 10 分以内である場合には、当該一連の障害を合算し、最初のエラー状態の検知時点から最後の復旧時点までを一つのダウンタイムとしてカウントします。また、(イ) 一度復旧した後 15 分以上が経過してから再度発生した独立の障害(それぞれの継続時間が 5 分未満であるものに限る。)は、ダウンタイムに算入しません。また、HTTP ステータスコード 400 番台(401 / 403 / 404 / 429 等)は、利用者の操作に起因するものとして、ダウンタイムには含めません。

  1. 「月次稼働率」 暦月(UTC)における対象エンドポイントの稼働率。次の計算式により算出します。
月次稼働率(%) = (1 - ダウンタイム合計分 / 当月の総分)  × 100

例: 30 日の月(43,200 分)でダウンタイム合計が 60 分であれば、月次稼働率は 99.86%。

  1. 「サービスクレジット」 稼働率が後述の保証水準を下回った場合に、当社が当該利用者に対し付与する翌月以降の利用料金の割引額。

  2. 「対象月」 サービスクレジット算定の対象となる暦月(UTC)。

3. 稼働率目標とサービスクレジット

3.1 月次稼働率の目標水準

当社は、対象エンドポイントの月次稼働率について、99.5%(以下「目標稼働率」といいます。)を目標として本サービスを運用するものとします。月次稼働率が目標稼働率を下回った場合、当社は本 SLA 第 3.2 条に定めるサービスクレジットを付与するものとします。利用者は、月次稼働率が目標稼働率を下回ったことのみを理由として、当社の故意又は重大な過失による場合を除き、損害賠償の請求、本 SLA 若しくは利用契約の解除その他の請求を行うことができないものとします。

3.2 段階的サービスクレジット

月次稼働率が前項の目標稼働率を下回った場合、当該利用者は本 SLA 第 5 条の手続きに従い、次の表に定めるサービスクレジットを請求することができます。

月次稼働率 サービスクレジット(対象月の利用料金に対する割合)
99.5% 未満 99.0% 以上 10%
99.0% 未満 95.0% 以上 25%
95.0% 未満 50%

3.3 サービスクレジットの上限

サービスクレジットの総額は、対象月における当該利用者の本サービスに係る利用料金の 50% を上限とします。

4. 計測方法

4.1 計測主体

月次稼働率の計測は、当社が独自に運用する死活監視システム(AWS CloudWatch Synthetics)の記録に基づき、当社が行うものとします。当社は、計測の根拠となる記録を合理的な期間保管し、利用者から合理的な根拠に基づく問い合わせがあった場合には、当該記録を確認のうえ誠実に対応します。

4.2 計測頻度

CloudWatch Synthetics により、対象エンドポイントを 毎分 ヘルスチェックします。

4.3 計測地点

監視リクエストは、AWS 東京リージョン(ap-northeast-1)から発行されます。利用者の所在地・経路における通信状況、ISP の障害等は計測対象としません。

4.4 計測結果の公開

当社は、月次稼働率の集計値を、当該月の翌月 15 日(UTC)までに顧客ダッシュボード上で公開するよう努めるものとします。

5. サービスクレジットの請求手続き

5.1 請求方法

サービスクレジットの請求を希望する利用者は、対象月の翌月末日までに、liveness-api@swallow-incubate.com 宛に電子メールで次の事項を記載した請求を送付するものとします。

項目 内容
件名 [Liveness API][SLA Credit Claim] {対象月}
利用者識別子 顧客 ID 又は AWS Account ID
対象月 YYYY-MM 形式
利用者側で観測したダウンタイム 日時(UTC)・観測時間・想定原因
エラーログ・スクリーンショット等の証跡 任意

5.2 期限経過の効果

前項の期限内に請求が行われない場合、当該対象月に係るサービスクレジット請求権は消滅するものとします。

5.3 当社の審査

当社は、利用者からの請求を受領後、当社の死活監視記録と照合し、原則として 30 日以内 に承認の可否を回答します。

5.4 サービスクレジットの付与方法

サービスクレジットは、次のいずれかの方法により付与されます。当社がいずれの方法を採用するかは、AWS Marketplace 規約等の運用制約に従い、当社が決定します。

  1. 翌月以降の請求金額からの割引
  2. AWS Marketplace を通じた返金(AWS Marketplace 規約が許す場合)
  3. その他、当社が利用者と合意した方法

5.5 サービスクレジットの上限・性質

当社の故意又は重大な過失による場合を除き、サービスクレジットは、月次稼働率が目標稼働率を下回ったこと又は本サービスにダウンタイムが生じたことに起因し若しくは関連して利用者に生じたあらゆる損害、損失及び不利益に対する、利用者の 唯一かつ排他的な救済手段(Sole and Exclusive Remedy) とします。利用者は、当社の故意又は重大な過失がある場合を除き、サービスクレジットの額を超えて、理由の如何を問わず、損害賠償・補償・利用料金の減額・返金その他一切の請求を行うことができないものとします。なお、いかなる場合においても、当社は、逸失利益、事業の中断、データの喪失その他の間接損害・特別損害・結果的損害について責任を負わず、当社の損害賠償責任については利用規約第 19 条(損害賠償の上限)が適用されます。

6. 適用除外

次のいずれかに該当する事由に起因するダウンタイムは、月次稼働率の計算から除外します。

  1. 利用者の操作・設定・実装に起因するもの(API キーの誤った使用、不正なリクエスト、レート制限超過、自己のシステム障害、利用者側のネットワーク障害等)

  2. AWS Marketplace のシステム障害、AWS の東京リージョンに広域的に及ぶインフラストラクチャ障害、又は CDN、DNS、通信事業者その他当社の合理的な管理・制御の及ばない第三者の役務の提供停止若しくは制限に起因するもの(ただし、当社が当該時点における本サービスの提供規模、技術水準及び運用体制に照らして合理的と判断する防御措置を講じていたにもかかわらず回避できなかったものに限ります。なお、本サービスのインフラストラクチャの一部(データベース等)が単一のアベイラビリティゾーンで構成されている場合において、当該特定のアベイラビリティゾーンの障害に起因して生じた不可避的な停止は、本号の適用除外に含まれるものとします。)

  3. 当社が事前に通知した計画メンテナンス。当社は、当該メンテナンス開始の 48 時間前 までに顧客ダッシュボードへの掲載又は登録メールアドレスへの送信により利用者に通知するものとします。ただし、セキュリティ脆弱性の修正等、緊急を要するメンテナンス(以下「緊急メンテナンス」といいます。)については、事前の通知なく実施することができるものとし、当該緊急メンテナンスに要した時間も本号のメンテナンスと同様にダウンタイムから除外されるものとします。

  4. 不可抗力(天災、戦争、紛争、テロ、DDoS 攻撃・ランサムウェア攻撃・ゼロデイ攻撃・サプライチェーン攻撃その他合理的に防止することが困難なサイバー攻撃、感染症の流行、政府機関の命令・要請、電気通信事業者の役務停止、停電等)に起因するもの

  5. 利用者が利用規約に違反したことに起因するもの

  6. 当社が利用規約に基づき行った利用停止・解除・API キー無効化等の措置に起因するもの

  7. 当社が情報セキュリティ上の脅威を検知し、利用者又は第三者への被害拡大を防止するために実施したサービス停止、通信遮断、機能制限、API キー無効化その他の合理的な緊急措置に起因するもの

  8. 計画的なサービス変更又は廃止のために当社が事前に通知した時間帯(利用規約第 13 条第 1 項に基づくもの)に起因するもの

  9. HTTP ステータスコード 400 番台(401 / 403 / 404 / 429 等)の応答

  10. 当社のシステムへの DDoS 攻撃その他の意図的妨害行為に起因するもの

7. 本 SLA の変更

当社は、本サービスの提供水準の向上、技術環境の変化、関連法令の改正その他の事由に応じて、本 SLA の内容を変更することがあります。変更内容は、効力発生日の 30 日前まで に顧客ダッシュボード又はメールにより通知します。利用者にとって不利な変更を行う場合、利用者は当該変更の効力発生日までに本サービスを解約することができます。

8. 本 SLA の効力発生

本 SLA は、本サービスの本番稼働開始日から効力を生じます。本サービスのベータ版・試用版・無償プラン等については、本 SLA の対象外とします。

9. 関連文書

本 SLA は、次の文書と一体として運用されます。

【2026年06月03日 制定】
株式会社スワローインキュベート
〒305-0047 茨城県つくば市千現 2-1-6 つくば研究支援センター B-5
代表取締役 大野 寿和